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個別進学塾教匠平木のブログです

by kyosyo-hiraki
 こんにちは、個別進学塾教匠講師の平木です。先日、立命館大学の教員対象説明会に出席しました。今回はその中で私が気になった点を挙げていこうと思います。

・2020年度の一般入試は合格者を絞り込む必要がない
 2016年度以降、私学助成金不交付の基準が厳格化されたため、一般入試において合格者を絞り込む必要のある大学が出てきました。立命館大学は、2019年度の定員充足率(入学定員に対する入学者総数の割合)が基準をクリアしているなどの要因から、一般入試における合格者を絞り込む必要がありません。例年より合格者が減らされることはほぼないため、どのくらいの実力を身につければよいか指標が見やすいですね。

・2021年度入試においての大学入学共通テストの取り扱い
 あくまで「予定」とのことでしたが、大学入学共通テストの取り扱いについての現時点でのスタンスを聞くことができました。まず、英語の外部資格・検定について、必須化や合否判定への活用は「しない」とのことでした。また、国語・数学の記述式問題については、詳細が出次第になりますが活用は「する」とのことでした。

 立命館大学は「最後まで目標に向かってコツコツ努力する学生」を重視しています。入試制度や一般入試比率などから、その意図が非常に強く伝わってきました。他にもたくさんの最新情報を聞いてきましたので、立命館大学を志望する生徒は、気軽に質問してください。

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# by kyosyo-hiraki | 2019-06-26 10:00 | 大学情報
 こんにちは、個別進学塾教匠講師の平木です。6月に入り、平年だとそろそろ梅雨入りという時期になってきました。今回は梅雨の時期を詠んだ和歌を紹介したいと思います。

 昔思ふ 草の庵の 夜の雨に 涙なそへそ 山ほととぎす
(新古今集・巻3・夏歌・201)

 「人里から離れた小屋で(宮中での華やかな生活をしていた)昔を思っているときに降る夜の雨に、(悲しげな鳴き声で)涙を添えてくれるな、ほととぎすよ」というのが大まかな解釈です。この和歌は平安時代後期の歌人、藤原俊成の詠んだものです。俊成はこの和歌を詠む2年前に、病気のため宮中から離れています。

 この和歌の文法的ポイントは「な~そ
副詞の「な」は、終助詞の「そ」とセットで用いると、「~してくれるな」という禁止の意味で訳します。このように、特定の語とセットで用いる副詞のことを「呼応(陳述)の副詞」といいます。今回の和歌の第4句「 そへ 」では、動詞「そふ」(添える)に禁止の意味を持たせ、「添えてくれるな」と訳します。

このような呼応の副詞は今回の「な~そ」以外にも多数あり、古文を読み解く上で、頻出のものは覚えておく必要があります。以下に少しだけ、紹介します。
・え~打消 (~できない)
・さらに~打消 (全く~ない)
・ゆめゆめ~な (決して~するな)

 梅雨の季節の和歌には、昔の人々が様々な感情を雨にのせて表現しています。今回紹介した和歌のように、寂しさを感じさせるものもあれば、恋心を重ねたものもあります。昔の人が雨にどんな思いを重ねたのか、共感するにしろ、疑問に思うにしろ、想像しながら和歌を見ると、また面白く感じられるのではないでしょうか。

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# by kyosyo-hiraki | 2019-06-05 10:00 | 和歌
 こんにちは、個別進学塾教匠講師の平木です。5月も後半になり、日中は半袖で過ごせるほどの暑さを感じるようになりました。今回は、そんな衣替えの時期に関する和歌を紹介します。

 桜色に そめし衣を ぬぎかへて 山ほととぎす 今日よりぞ待つ
(後拾遺・165)

 「桜色に染めた衣服を脱ぎ変えて、山のホトトギスを今日から待ちます。」というのが大まかな解釈です。この和歌は、平安時代の歌人の和泉式部が詠んだものです。『和泉式部日記』で有名ですね。

 この和歌の文法的ポイントは「
通常だと、文の最後に使われる動詞や助動詞などは、終止形、または命令形になります。これは現代語と変わりません。しかし、文中に係助詞という助詞がある場合、文末が連体形已然形に変化します。これを「係り結びの法則」といいます。(厳密には文末とは限りませんが、今回は割愛します)
文末の変化のパターンは以下の2通り存在します。
・係助詞「」「なむ」「」「」 → 文末が連体形
・係助詞「こそ」 → 文末が已然形
今回の和歌では、「待つ」は文末にありますが、その前に「今日より『ぞ』」と係助詞「ぞ」が文中にあるため、「待つ」の活用形は連体形と言えます。

 今の時期は多くの高校で中間考査が実施されています。特に高校1年生は「動詞の活用」についての問題が多く出題されているかと思います。今回説明した「係り結びの法則」のように古文には現代語にない文法が多いので、分からないところが積み重なる前に、早め早めの対策を心掛けましょう。

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# by kyosyo-hiraki | 2019-05-22 10:00 | 和歌
 こんにちは、個別進学塾教匠講師の平木です。
当塾では、1学期中間考査に向けて「テスト対策ゼミ」を開講しています。
テスト対策ゼミ」とは、定期テストに向けて、1コマ(80分)無料でテスト対策の授業を受けられる講座です。
苦手な科目の点数向上を図ったり、得意な科目で高得点を目指したりなど、生徒一人一人に必要なテスト対策の授業を受けることができます。
「テスト対策ゼミ」について詳しく知りたい方や、受講を希望する方は、個別進学塾教匠(0797-76-5870)にお問い合わせください。
塾生の方は、「テスト対策ゼミ」を効果的に使って、中間考査で良い点数を狙っていきましょう。

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# by kyosyo-hiraki | 2019-05-15 10:00 | イベント
 こんにちは、個別進学塾教匠講師の平木です。ゴールデンウィークも明け、少し汗ばんでしまうような日が多くなってきました。もうすぐにでも夏がやってきそうな陽気を感じます。今回はそのような時期に詠まれた和歌を紹介したいと思います。

五月来ば 鳴きも古りなむ ほととぎす まだしきほどの 声を聞かばや
(古今集・夏歌・138)

 「五月が来たならば、鳴き声も聞き慣れるだろう、ホトトギスよ。未熟で初々しい時の声を(五月になっても)聞きたいものだ」というのが大まかな解釈になります。この和歌は平安時代の歌人で、三十六歌仙の一人である伊勢が詠んだものです。

 ちなみに、和歌中の「五月(さつき)」は現代の暦で言うと大体6月くらいの時期です。昔の日本で使われていた暦は、現代使われているものとは別ですので、古文で月の表記があった際は、現代の季節の感覚で捉えないように注意しましょう。

 この和歌の文法的ポイントは「ばや
ばや」は希望の意味を持つ終助詞で「~たい」と訳します。接続助詞「ば」+係助詞「や」と間違えやすいので、以下の点に注意して識別しましょう。
① 終助詞「ばや」は未然形接続
接続助詞「ば」は已然形に接続し、「~ので」などの訳を取ります。ただし、「ば」には未然形に接続する「もし~ならば」の意味を持つものもあります。「ばや」の前が未然形の場合は、以下の②に注目しましょう。
② 終助詞「ばや」は文末に用いる
「ばや」に限らず、終助詞は原則として文末に用いられます。それに対し、「ば」+「や」の場合、係助詞「や」が「文末を連体形にする」役割をもっていますので、その後に文が続きます。
今回の和歌の場合、① 直前は未然形、② 文末に用いられている、という点に着目すると、終助詞「ばや」であることが明らかになります。

 新年度が始まってからあっという間に1か月が経ち、学校によっては今週・来週に中間テストが迫ってきています。特に中学・高校1年生はその学校での初めての定期テストになりますので、良いスタートダッシュを切れるよう、しっかり勉強の計画を立ててテストに臨みましょう。

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# by kyosyo-hiraki | 2019-05-08 10:00 | 和歌